前回、
「看護師は給料が高いようで、実はそうでもないと思った話」を書きました。
月収だけを見ると高く見えても、
実際に手元に残るお金は思ったほど多くない――
そんなふうに感じたことがある方も多いと思います。
その理由のひとつが、
給料から引かれているお金です。
働いている時は、
なんとなく「引かれているのは知っているけど、よくわからないまま」
という人も少なくないと思います。
今日は、看護師の給与明細を見ながら、
何が引かれているのか、どうして手取りが少なく感じるのかを、
できるだけわかりやすく書いてみようと思います。
額面と手取りは違う
まず最初に大事なのは、
「額面」と「手取り」は違うということです。
たとえば、月収30万円と聞くと、
「けっこうもらっている」と感じるかもしれません。
でも実際には、その30万円から
・税金
・社会保険料
などが差し引かれた後に、
実際に口座へ入る金額=手取りになります。
この差が意外と大きいので、
「思ったより少ない」と感じやすいのだと思います。
給料から主に引かれているもの
給与明細を見ると、
いろいろな項目が並んでいて、
最初は少しわかりづらいかもしれません。
でも、主に引かれているものはこのあたりです。
健康保険料
病院にかかった時の医療保険にあたるものです。
会社勤めの場合は、
健康保険料を会社と本人で半分ずつ負担しています。
普段あまり意識しないかもしれませんが、
毎月しっかり引かれています。
厚生年金保険料
将来の年金に関わるお金です。
これも健康保険と同じように、
会社と本人で折半しています。
この金額は比較的大きく感じやすく、
給与明細を見た時に
「意外と引かれているな」と思いやすい項目です。
雇用保険料
失業した時などのための保険です。
健康保険や厚生年金ほど大きくはありませんが、
毎月少しずつ引かれています。
所得税
その月の給与に応じて、
国に納める税金です。
毎月の給料や賞与から引かれています。
「ボーナスが出たのに思ったより少ない」と感じる時は、
この所得税の影響もあります。
住民税
前年の所得に応じて決まる税金です。
これが意外とやっかいで、
特に転職した時や、1年目・2年目で
「なんでこんなに引かれるの?」と思いやすい部分でもあります。
住民税は、
今の給料ではなく、前年の収入をもとに決まるので、
働き方が変わった時にズレを感じやすいです。
なぜ「こんなに少ない」と感じるのか
看護師の仕事は、
夜勤や残業があることで一時的に給与が増えることがあります。
でもその分、
- 税金が増える
- 社会保険料の負担感が増す
額面は増えても手取りの伸びは思ったほどではない
ということが起こります。
さらに、
- 疲れて外食や買い物が増える
- 不規則勤務で生活費がかさむ
- ストレス発散にお金を使いやすい
こういったことも重なると、
「こんなに働いているのに残らない」と感じやすくなります。
給与明細は、一度ちゃんと見ておくといいと思う
働いている時って、
給与明細をしっかり見ずに流してしまうことも多いと思います。
でも実際には、
- 何にいくら引かれているのか
- 額面と手取りの差はどれくらいか
- 賞与の時はどう違うのか
こういうことを知っておくだけで、
働き方やお金の感覚がかなり変わります。
私自身、今になって思うのは、
「頑張って働く人ほど、お金の流れを知っていた方がいい」
ということです。
知っているだけで、
無理な働き方を選ばなくて済むこともあると思います。
まとめ
看護師の給与は、
額面だけを見ると高く見えることがあります。
でも実際には、
- 健康保険
- 厚生年金
- 雇用保険
- 所得税
- 住民税
など、さまざまなものが引かれていて、
思ったより手元に残らないと感じるのも自然なことだと思います。
だからこそ、
「いくらもらえるか」だけではなく、
「いくら残るか」 を見ることが大事なのだと思います。
給与明細を少し意識して見るだけでも、
働き方やお金との向き合い方は変わってくるかもしれません。
